レトロゲームマスター渋沢2

「レトロゲームマスター渋沢2」周防ツカサ(電撃文庫2012年)

 すごく読みやすかった。作中でとりあげられているレトロゲームも、伏せ字ながらもそれなりにメジャーなものが多く、自分がよく知っているタイトル(伏せ字になってる)がいくつか出てきてイメージしやすかった。

 雑誌連載をまとめたものらしく1話完結タイプになってて、メリハリよくまとまってていい感じ。ただ、物語の起伏的には淡々としていて安定はしているんだけど、あまり盛り上がらないというか。

 主人公の渋沢は相変わらずヘタレっぽい行動しかせず、どうも好感をもてない。その代わりに3人のレギュラーヒロインが1巻に比べて存在感がよくなってて、渋沢を囲んでいい雰囲気を作ってる。

 この巻では仰天したエピソードがあって、ヒロインがゲームが好きだからと、ゲーム専門学校への進学を希望するとか、どこのホラー小dklajljlka[