過去と現代の建築家たちの想像した未来都市のことを、いくつかの図版とともに紹介。
各アーティストによる東京湾の未来創造図は圧巻の迫力を感じた。ものの、図版が圧倒的に少ないので文章のみではイメージしづらい。
エヴァンゲリオンやAKIRAや歴代のSF小説にマトリックスなどのフィクション作品を取り上げ、そこに登場する「都市」のあり方を紹介するくだりはこちらに前提知識もあって楽しく読めた。紹介されているいくつかの小説作品はそのうちに読んでみようと思う。
大阪万博、愛知万博、上海万博なども紹介されてるんだけど、やはり図版がここまで少ないとなんとも味気ない。あと、この本は結局なにが言いたかったのかがよくつかめなかった。