6巻完結の2冊目。大人数のキャラが登場するので覚えるのが大変。やっぱり、尖っている性格や独特の考え方をしているキャラはわりと記憶に残るものだなと。
とあるものを追っているヤクザらしき男たちが登場。すぐに暴力沙汰を起こす三橋翔太たちをファミレスで軟禁状態にして、洞窟ゲームという嫌がらせな言葉遊びのやりとりがある。小学校の低学年ぐらいの思考しかないけれど天才的なケンカセンスを持っている三橋翔太の「つながってるとこは、どこも肝心だ」という人体の急所を見抜くところはバトル要素としてゾクリと興味をひかれるものがあった。
なんやかやあって、自殺志願者の徳永準と、死に興味がある伊隅賢治らが、謎のじいさんと双子とあったりしつつ、車椅子の西満里衣や芸能人のオサリバン愛をはじめとして、これまでの登場キャラのほとんどが井の頭公園に集結。
主要登場人物も出そろい始めて、それぞれのキャラも性格が見えてくるようになりつつ、物語も大きく動き出してきて面白かった。