巻ごとに妙に話が飛んでいる気がしてならない。なぜか肝心なエピソードを読み飛ばしてしまっているような。
自殺志願者である徳永準の確保に成功したものの、なんやかやあってまだ続く。追跡劇の騒ぎでどうやら一人が死んだ様子。また、別方向で、とあるものを追跡しているファブリ一派に巻き込まれた三橋翔太。あまり学はなくて独白でもひらがなが多い三橋翔太だけど、彼の本質を見抜く眼力のようなセンスには目を見張るものがある。
まだまだ物語は続き、情報が錯綜して、火事やら立てこもりやらバスジャックやらと騒動が次第に大きくなっていく。
そして気がつくと、この作品に夢中になっている自分がいた。先が気になる。大晦日の話だけど、読み終えるのは年を越しそうなのが残念。